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2024/03/29

【コラム】ワークトライアングルとは?

【コラム】ワークトライアングルとは? 画像

こんにちは!
土岐市、瑞浪市、多治見市の東濃を中心に快適でお洒落な家づくりをしている、
家ZOUです!

あっという間に3月末ですね!

年度末のいそがしさに追われている方もいらっしゃるのでしょうか。

お花見もできる季節になってきましたから、息抜きしながら頑張りましょう〜!

さて今日は、「ワークトライアングル」についての話題です。

「ワークトライアングル」とは、キッチンのシンク、コンロ、冷蔵庫の3つを結んだ三角形のこと。この三角形の辺を結んだ長さが、適切な範囲に収まっていると、使いやすいキッチンのレイアウトになると言われています。

オーダーキッチンは、自由度が高い分、サイズやレイアウトに悩んでしまう方もいらっしゃいます。そんな時、ひとつの目安になるのが「ワークトライアングル」の考え方です。

▼目次

ワークトライアングルとは?

ワークトライアングルの適切な距離とは

キッチンのタイプ別!理想のワークトライアングルのレイアウト

まとめ

ワークトライアングルとは?

冒頭でもご紹介したように、「ワークトライアングル」とは、シンク、コンロ、冷蔵庫を結んだ三角形のラインのこと。

それぞれが程よい距離感で配置されていると、無駄なくスムーズに動けて、キッチンが使いやすくなることから、設計する際に大切なポイントとして知られるようになりました。

一般的な調理の流れは、冷蔵庫から食材を取り出してシンクで洗い、作業台で刻んでコンロで炒める、あるいは茹でる、煮るというものです。料理が完成したら、食器棚から食器を出して盛り付け、配膳しますね。

スムーズに調理するために大切なのが、冷蔵庫、シンク、コンロの配置というわけです。

施工事例: 全主婦の願い!超家事ラク回遊動線ハウス

ワークトライアングルの適切な距離とは

では、このワークトライアングルの長さは、どれくらいが適切なのでしょうか。

一般的に、三角形の辺の合計が、3.6mから6m程度になるように配置するのが、望ましいと言われています。

3辺の合計が長すぎたり、3つの辺それぞれの長さが大きく違ったりすると使いにくいので、バランスも大切です。直線的になりすぎないよう、できるだけ三角形になるよう配置すると、バランスが良くなります。

シンクとガスコンロの間の長さは1.2~1.8m、シンクと冷蔵庫との間の長さは1.2m~2.1m、冷蔵庫とガスコンロの間の長さは1.2m~2.7m程度が望ましいでしょう。

施工事例: 無骨なアメカジ風ハウス

キッチンのタイプ別!理想のワークトライアングルのレイアウト

キッチンのレイアウトには、I型、L型などのタイプがあります。

それぞれのタイプごとに、動きやすいレイアウトを見ていきましょう。

Ⅰ型キッチンのレイアウト

I型は、シンク、コンロ、冷蔵庫が一直線に並んだキッチンを、壁につけて配置したタイプです。

横移動しかできないレイアウトなので、正確には「トライアングル」にはならないのですが、3つの距離をできるだけ短くして配置することがポイントです。そのため、ワークトライアングルの合計は、2.7mから3.5m程度の中に収まるように計画します。

調理中の移動距離を短くするには、シンクを中心に置く並びがおすすめ。コンロの隣に作業台、その横にシンク、冷蔵庫という並び方なら、調理もスムーズです。

施工事例: 平屋+ロフト

対面型キッチンのレイアウト

I型キッチンを、壁付けではなくダイニング側に向けて配置したレイアウトを「対面型」と呼びます。この場合は、シンクとコンロが同じ作業台に並び、その背後に冷蔵庫をレイアウトします。

シンクとコンロのちょうど真ん中に冷蔵庫を置ければ、バランスのいい三角形が完成します。しかし、実際には食器棚やカウンターが来る位置ですので、冷蔵庫は左右どちらかに寄せて置くことになります。冷蔵庫は、調理中だけでなく食事中にも使うため、キッチンの手前側に寄せて置くと、使いやすくなります。

施工事例: イエゾウスパイスが効いたブルックリンスタイルHOUSE

Ⅱ型キッチンのレイアウト

Ⅱ型は、シンクとコンロが別の台に分かれ、2つの台が平行になるようにレイアウトされたタイプです。コンパクトなキッチンでも、十分な作業スペースを取れるのが特徴です。

Ⅱ型の場合は、シンクをダイニング側に、コンロを壁側に配置するのが一般的。この際、シンクの真後ろがコンロにならないよう、斜めの位置にレイアウトするのがポイントです。ぐるりと体の向きを回転させて移動するより、一歩踏み込んで向きを変える方が、負担が少ないからです。

Ⅱ型の場合は、冷蔵庫の位置がポイントになります。できるだけシンクやコンロから離れないよう並べたり、パントリーに配置したりするといいでしょう。

まとめ

キッチンをより使いやすく、スマートに家事が出来るようにするためのワークトライアングル。どんなキッチンにするか悩んだ時には、参考にしてみてください。

「シンク」「コンロ」「冷蔵庫」の三点以外にも、キッチンで作った料理を食卓に運ぶときの動線や、調理をするにあたって欠かせないゴミ箱を置く位置についても、一緒に考えておくといいでしょう。

住宅の新築、リフォームで、使いやすいキッチンにしたい方は、ぜひワークトライアングルを意識してみてくださいね。

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